－神田＠ 神饌としてお供えをして、みんなで食べるのが「直会」
－實取＠ 伝統と、新しい革新とが合わさった部分がある

神田@ すごいですよねこの料理。この料理はですね、産土の考え方に共感していただいた熊本のミシュランの星を持つ3人の料理人の方に作ってもらってんですけど、食材は全てこの和水町のものです。神様にこうやって神饌（しんせん）としてお供えをして、みんなで食べるんですけども、こういうの「直会」って言うんですけどね。神様にお供えしたお神酒や神饌を参列者の方々と一緒にいただくことですね。

まず、この山田太郎ガニは、山太郎ガニの味噌をパスタにくるんであるんですよね。非常に山太郎ガニってみそが美味しいんですよね。山太郎ガニはこの和水町で山太郎祭って山太郎ガニの大きさを競う祭りがあるんですよ。

實取＠ そうなんですね。

神田@ あとは猪鍋、猪鍋は、これは赤酒を使ってます。多分赤酒ってねわからない人がすごく多分多いと思うんですけど。

實取＠ 全国的に見るとわからないのが多いかもですね。

神田@ 昔から熊本県は赤酒の国だったんですね。非常に濃厚な味なんで、みりん代わりに赤酒を使う方が非常に多いですね料理人の方も。

神田@ この赤酒を使った猪鍋料理。

實取＠ 素晴らしいですね。

神田@ あと何と、こちら、ちらしずし、これあれですよ。お米が穂増です。

實取＠ あーそうですか。素晴らしいですね。

神田@ 穂増を仙八さんがこうやってちらしずしにしてくれたんですね。最高ですね。じゃあいただきましょうか?いただきます。

實取＠ いただきます。

神田@ うんおいしい。穂増の赤酢。花の香酒造には農耕儀礼とか、昔からの伝統文化っていうのを、復活させながら守っていくっていう部署があって、社員のみんなが一緒に参加してやっています。最初は形からなんです。まあ形をやっていくうちにだんだんだんだんそれが、それに伴って精神が磨かれていって、日本文化をきちんと理解できるような酒蔵になっていけばいいというふうに思ってます。